- 2025年12月18日 沖縄県医学会雑誌を更新しました。
- 2025年12月17日 保険事業を更新しました。
- 2025年12月17日 沖縄県こども医療費助成制度についてを更新しました。
ドクターのゆんたくひんたく
沖縄の健康長寿再び 無関心こそが最大の敵
かつて世界最高の長寿県として名をはせた沖縄県は、約40年の間に国内最低レベルの短命県に成り下がってしまいました。さらに昨年末には、他人の世話にならずに生活できるという健康寿命さえ、下から数えて何番目という残念な状況が報告されました。なんたることでしょう。問題は、この事実をどれだけの県民がご存じで、これをなんとかしようと真剣に考えていただいているか…
コレステロールと脳・心臓の深い関係 「少し高め」でも油断せず
「少し高いだけだから…」と健診結果を引き出しにしまっていませんか? コレステロールの異常は、気づかないうちにじわじわと体に負担をかけていく“静かな変化”です。沖縄県では特に「LDLコレステロール高値」の方が多いにもかかわらず、糖尿病や高血圧と違って受診率が低いのが現状です。…
頭頸部がんに対する新たな治療
抗がん剤を管で直接投与 2023年度国立がん研究センターによると頭頸部(とうけいぶ)がんは日本人のがん全体の3%で、年間約3万3千人が罹患しています。全体のがんの割合からす…
がん放射線治療 AIで治療計画作成短縮
がんと診断された時、多くの人が最初に思い浮かべるのは手術や抗がん剤でしょう。しかし、もうひとつ大切な治療法があることをご存知でしょうか。それが「放射線治療」です。 放射線治療は、がんのある部位にエックス線などの放射線を照射してがん細胞を死滅…
帯状疱疹 治療遅れると後遺症も
80歳までに3人に1人が、帯状疱疹(ほうしん)にかかると言われています。帯状疱疹とは、体内の水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化により起こる病気です。 子供の頃、このウイルスに初めて感染すると水ぼうそうを発症します。水ぼうそうが治った後もウイルス…
肝移植医療 保険適用の一般的治療
「臓器移植」という手術をご存じでしょうか。人の命を支えるのに必要な心臓、肺、肝臓、腎臓などの臓器がいろんな原因で働きを失い「臓器不全」という状態になったとき、正常な臓器と入れ替えてしまう手術です。その効果は絶大で、うまくいけば“命が助かる”だけでなく“元気になる”治療です。どの臓器も生きるために必要なものなので、臓器不全のときは身体がきつい、だる…
ACP 人生最後に贈るプレゼント
「母にとってあの決断が良かったのか、今でも悩んでいます」。脳梗塞発症後、意識状態が悪くなり口から食事を取ることが難しくなった母親に対して、迷った末に胃ろう造設を決めた娘さんが、涙ながらに語った言葉です。 訪問診療を利用される方は、疾患や高齢…
帯状疱疹 ワクチンで発症97%防ぐ
帯状疱疹(ほうしん)は、水痘(水ぼうそう)や帯状疱疹ウイルスに過去に感染したことのある人が発症する病気です。体内に潜伏していたウイルスが、加齢やストレスなどで免疫力が低下した際に再活性化し、皮膚に痛みを伴う発疹が現れます。特に50歳以上の方に多く見られ、発疹が治った後も強い痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」などの後遺症が残ることもあり、生活の質を大き…
甲状腺機能低下症 さまざまな症状、重篤にも
先日著名な歌手が「甲状腺機能低下症」で亡くなったとの報道があり、どのような病気か気になった方も多いかと思います。そこで甲状腺の働きと甲状腺機能低下の症状等について簡単に解説します。 甲状腺は喉の前部にある甲状腺ホルモンの生成・分泌を行う小さ…
ボツリヌス療法 まひした筋肉の緊張和らげ
脳卒中は高い頻度で起きる病気です。脳卒中でよく見られる症状は体の半身にまひが出ることですが、まひが出た手足が曲がったまま固くなってしまうことがあります。筋肉の一部が病的に緊張しているからですが、これを痙縮(けいしゅく)と呼んでいます。 よく…
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