- 2025年10月30日 新型コロナウイルス感染症関連情報を更新しました。
- 2025年10月30日 報告書一覧を更新しました。
- 2025年10月23日 日本医師会生涯教育講座等についてを更新しました。
ドクターのゆんたくひんたく
がん放射線治療 AIで治療計画作成短縮
がんと診断された時、多くの人が最初に思い浮かべるのは手術や抗がん剤でしょう。しかし、もうひとつ大切な治療法があることをご存知でしょうか。それが「放射線治療」です。 放射線治療は、がんのある部位にエックス線などの放射線を照射してがん細胞を死滅…
帯状疱疹 治療遅れると後遺症も
80歳までに3人に1人が、帯状疱疹(ほうしん)にかかると言われています。帯状疱疹とは、体内の水痘帯状疱疹ウイルスの再活性化により起こる病気です。 子供の頃、このウイルスに初めて感染すると水ぼうそうを発症します。水ぼうそうが治った後もウイルス…
肝移植医療 保険適用の一般的治療
「臓器移植」という手術をご存じでしょうか。人の命を支えるのに必要な心臓、肺、肝臓、腎臓などの臓器がいろんな原因で働きを失い「臓器不全」という状態になったとき、正常な臓器と入れ替えてしまう手術です。その効果は絶大で、うまくいけば“命が助かる”だけでなく“元気になる”治療です。どの臓器も生きるために必要なものなので、臓器不全のときは身体がきつい、だる…
ACP 人生最後に贈るプレゼント
「母にとってあの決断が良かったのか、今でも悩んでいます」。脳梗塞発症後、意識状態が悪くなり口から食事を取ることが難しくなった母親に対して、迷った末に胃ろう造設を決めた娘さんが、涙ながらに語った言葉です。 訪問診療を利用される方は、疾患や高齢…
帯状疱疹 ワクチンで発症97%防ぐ
帯状疱疹(ほうしん)は、水痘(水ぼうそう)や帯状疱疹ウイルスに過去に感染したことのある人が発症する病気です。体内に潜伏していたウイルスが、加齢やストレスなどで免疫力が低下した際に再活性化し、皮膚に痛みを伴う発疹が現れます。特に50歳以上の方に多く見られ、発疹が治った後も強い痛みが続く「帯状疱疹後神経痛」などの後遺症が残ることもあり、生活の質を大き…
甲状腺機能低下症 さまざまな症状、重篤にも
先日著名な歌手が「甲状腺機能低下症」で亡くなったとの報道があり、どのような病気か気になった方も多いかと思います。そこで甲状腺の働きと甲状腺機能低下の症状等について簡単に解説します。 甲状腺は喉の前部にある甲状腺ホルモンの生成・分泌を行う小さ…
ボツリヌス療法 まひした筋肉の緊張和らげ
脳卒中は高い頻度で起きる病気です。脳卒中でよく見られる症状は体の半身にまひが出ることですが、まひが出た手足が曲がったまま固くなってしまうことがあります。筋肉の一部が病的に緊張しているからですが、これを痙縮(けいしゅく)と呼んでいます。 よく…
お酒と健康と沖縄 飲み方を正しく知ろう
お酒は多くの人にとって身近な存在です。沖縄県は特にお酒を飲む習慣が強く、アルコールの消費量が全国よりも多い地域です。そのため、アルコール使用障害(アルコール依存症)になる人も多く、肝臓の病気(肝硬変や肝がん)になる人も全国平均より多くなっています。また、飲酒運転の事故も多く、大きな社会問題になっています。…
無痛分娩の麻酔 ストレス減や体力温存期待
無痛分娩(ぶんべん)とは、陣痛やお産の痛みを和らげるために麻酔を行うことを言います。現在主流となっている麻酔法は硬膜外麻酔(硬膜外無痛分娩)です。これは脊髄神経を保護している膜(硬膜)の近くに直径1ミリほどの細い管(カテーテル)を置いておき、局所麻酔薬などの鎮痛薬を神経の近くで流すことでおなかから下の感覚を鈍くする方法です。痛みはかなり軽減されま…
肥満症とスティグマ 心理的、医療的治療が必要
肥満症は、高血圧や糖尿病などさまざまな生活習慣病の原因となり、減量によってそのリスクを軽減できるとされています。しかし、世界的に肥満の割合は増加の一途をたどり、これには食生活の変化や貧困、夜間勤務や睡眠不足など、個人の努力だけでは防ぎきれない要因も複雑に絡んでいます。…
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