65歳未満健康死亡率改善プロジェクト

65歳未満健康・死亡率改善プロジェクト
「働き盛り世代の健康づくり」

事業目的

「沖縄県医師会65歳未満健康・死亡率改善プロジェクト」は、本県の65歳未満男女の健康状態と死亡率の悪化が著しいことを受け、沖縄県医師会や医療機関をはじめ、行政や各保健医療関係団体、そして県民が一体となり、65歳未満県民の健康・死亡率の改善を実現することを目的とします。

方針

県民の健康寿命を延伸させるためには、65歳未満(30-64歳)のいわゆる働き盛り世代の健康・死亡率改善を行うことが喫緊の課題であり、そのためには65歳未満の死亡疾患のリスクとなる生活習慣病の発症及び重症化予防、また3つのがん(大腸がん、乳がん、子宮がん)に係る対策を講じること重要です。
65歳未満健康・死亡率改善プロジェクトでは、65歳未満の生活習慣病の要因となる「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」等の発症及び重症化の予防に向けた各種健康施策を講じることとします。
特に「高血圧」対策は、本県の65歳未満の死亡原因の割合の多くを占める脳血管疾患や心疾患等の循環器疾患を改善するために最も有効かつその効果が顕著に現れる対策であることから、本プロジェクトの重点課題に位置付けています。

生活習慣病並びに疾病対策

65歳未満の死亡原因の割合の多くを占める以下の疾病について、それぞれ具体的対策を講じることとします。
特に要因に「高血圧」をもつ「高血圧関連疾患」を重点ターゲットとし、高血圧対策を講じることで、死亡原因の発症及び重症化対策を行い、65歳未満の健康・死亡率を改善します。

順位死亡原因死亡数男性女性
1位高血圧性関連疾患284人217人67人
2位自殺179人136人43人
3位大腸がん131人93人38人
4位女性特有のがん105人乳がん54人
子宮がん51人
5位不慮の事故91人72人19人
6位アルコール性肝疾患90人74人16人
6位肺がん90人64人26人
糖尿病36人26人10人
平成27年(2015年)人口動態調査

具体的施策

  1. 特定健診受診率向上等に向けた対策
    生活習慣の要因となる「高血圧」「糖尿病」「脂質異常症」等を適切に把握、管理するためには、特定健診の受診率を向上させることが第一義的な施策となります。
    特定健診の受診率向上に向け、「啓発活動」「能動的受診につなげるための取り組み」「通院中患者に対する取り組み」等、各フェーズに応じた実践的な施策を展開します。
    1. 県民向け健康啓発イベント(うりずんフェスタ)を実施します。
    2. インセンティブ制度を活用した特定健診受診率向上のための事業を実施します。
    3. トライアングル事業を実施します。
  2. がん検診(精密検査)受診率の向上等に向けた対策
    1. 沖縄県事業「がん検診充実強化促進事業」を協同し実施します。
  3. 死亡原因にフォーカスした対策
    1. モデル市町村を設定した「高血圧」対策を実施します。
    2. モデル企業を設定した「高血圧」対策を実施します。
    3. おきなわ津梁ネットワークを活用した、地域中核病院等における高血圧診療、自治体・医療機関連携を推進します。

第3回うりずんフェスタ

第3回うりずんフェスタを開催いたします!

詳細は第3回うりずんフェスタページをご覧ください。


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