心不全

心不全対策

 様々な心臓病や高血圧、脂質異常症など心臓に負担をかける病気などにより、心臓の機能が低下し、全身に血液を送り出すポンプの役割を果たせず、全身に血液を送れていない状態を心不全と言います。
 心不全は患者の約70%が75歳以上の高齢者であり、高齢者人口の増加に伴って増加傾向にあるため対策が重要となっています。
 慢性心不全は、増悪による再入院を繰り返しながら身体機能が悪化していく悪循環に陥ることが多いため、多職種による包括的な心不全管理により増悪や再入院を予防するとともに、急性増悪時の対応のため、かかりつけ医と専門的な医療を提供する医療機関との連携強化が求められています。
 再発予防・維持期の医療を提供する医療機関は、適切な運動や危険因子の管理の継続について患者教育を行い、一方、患者はかかりつけ医を持って、定期的に外来受診を行い、治療を継続することが大切です。 ※沖縄県循環器病対策推進計画(令和4年3月沖縄県)より

心不全に係る地域連携体制構築事業

 心不全管理について、病院と診療所の連携体制を構築し、心不全患者に必要な医療を切れ目なく提供する体制を構築するため、令和2年度より沖縄県から委託を受け、以下の事業を実施しております。

実施事業

 1.地域のかかりつけ医のための心不全診療ガイドブック(2022年2月発行)の作成

 2.かかりつけ医に対する心不全管理に関する研修会の実施

    ●研修会動画はこちら(準備中)

    ●研修会受講医療機関一覧はこちら

 3.心不全手帳、心不全地域連携パスの作成、運用等

    ●心不全地域医療連携運用フロー(第1版)

    ●かかりつけ専門病院・救急病院紹介判断チェックシート(かかりつけ医用)

    ●心不全手帳(2024年3月初版) 単ページ版見開き版

地域医療


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