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尿路結石 痛みなくても定期検査を
尿路結石 痛みなくても定期検査を
2026年03月13日 公開
「尿路結石」は、尿路(尿の通り道)にできた結石の総称で、そのほとんどが腎臓で作られ、移動によって腎結石→尿管結石→膀胱結石→尿道結石へと呼び名が変わります。男性の7人に1人、女性の十数人に1人が経験する病気で、完治しても5年で半数が再発すると言われるため、過去に経験された方や、現在も結石をお持ちの方は非常に多いと思います。
自院には尿路結石の患者さんが多く来院されます。薬による治療や手術が必要な方も多いですが、治療が不要でも原則半年~年1回は定期検査をして経過を見させていただいています。
実は、この定期検査がとても大切なのです。
「痛い時だけ救急を受診している」という方に時々遭遇しますが、痛みが無ければ本当に問題は無いのでしょうか? 結石の痛みは三大疼痛(とうつう)の一つとも言われますので「痛みが無い=問題ない」と考える方も多いようですが、それは間違いです。
なぜ定期検査が大切なのか? 尿路結石の大多数を占める腎結石と尿管結石を例に説明します。
「腎結石」は、基本的にほとんど痛みを感じません。一般的に無症状のまま大きくなっていきます。その結果、腎臓の機能低下や、巨大な結石に成長し大がかりな手術が必要となって初めて発見されることもあります。
「尿管結石」は、尿管に結石が詰まり尿の排出が障害されることで痛みを生じますが、違和感程度や無症状の方も少なくありません。放置すれば腎臓が萎縮し、治療しても元には戻りません。「尿の出方が悪くなって気づくだろう」と思う方がいるかもしれませんが、腎臓は左右に二つあるため、片側が詰まっても反対の腎臓からは尿が出るため、尿の出方だけで気付くことはありません。また、尿検査では異常が出ないことも多くあります。
いずれの結石も、悪化や発生のタイミングを見逃さないことが大切。腎臓を守り健康な生活を送るためにも、尿路結石と診断された経験のある方は、症状の有無に関係なく最低年1回は定期検査を受けることを強くおススメします。
尿路結石の検査ではエコーが重要となりますので、人間ドックや泌尿器科受診をご検討下さい。
新井浩仁 翔南病院 泌尿器科(沖縄市)
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