健康診断の結果判定 適量をおいしく食べて

健康診断の結果判定 適量をおいしく食べて

2026年08月27日 公開

 健康診断の結果判定をするとき、中性脂肪や肝機能の値が驚くほど異常値の人がおられます。無症状で未治療の人も多いので、本人に早く結果を知らせてあげなければと思うほどです。どのような食生活かな? 一人暮らしで、食事が不規則で、外食が多くて酒量も多いのだろうなどと想像してみます。

 昨年から単身赴任をして、夜の酒は欠かしたことがないという自分のことは棚に上げて他人の心配をするのも変な話ですが。個人的には、降圧薬や脂質異常症治療薬を内服しながら今のところ正常値を保っていますが、食生活には気をつけています。学生時代に自炊をしていたので料理は慣れていて、朝夕に生野菜は豊富にとっています。BLT(ベーコン、レタス、トマト)のBは脂肪が多いのでハムに代えたHLTは定番の朝食です。

 人類の歴史は、長い飢餓との戦いが終わり、肥満との戦いに入ったと言われます。地球レベルの問題ですが、沖縄では、近年健康事情の悪化が指摘されているので真剣に取り組むべき問題です。食文化と言えば、沖縄に来て“あちびー“と“じゅーしー”を知りました。ともに健康的な食事だと思いますが初めて聞くと何のことかわかりません。“じゅーしー“は“雑炊”からきた言葉のようですが、県外の人なら肉汁たっぷり(ジューシー)のハンバーグやソーセージを想像するでしょう。こちらのジューシーは曲者です。自分でソーセージを作ったことがありますが出来上がりはぱさぱさして全くおいしくありませんでした。レシピには豚脂や食塩がかなりの量が使われているので、健康を意識してそれらを減らして作ったからです。

 ジューシーなものはおいしいですが、おいしいものには毒があるのでは?

 ホテルのモーニングビュッフェでは、クロワッサン、目の前で作ってくれるオムレツに目がいきますが、バターたっぷりということを忘れてはいけません。ビタミン、カルシウム、鉄などの摂取不足も問題ですが、カロリーの取りすぎにも気をつける必要があります。素材や中身を意識したうえで、適量をおいしく食べて長く健康でいたいものです。

岡村吉隆 ちゅうざん病院 心臓血管外科、循環器内科(沖縄市)

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