沖縄県医師会 メディネット大樹おきなわ。
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■報告

「ゆらぐ健康長寿おきなわ」
女の病気・男の病気
〜第7回沖縄県医師会県民公開講座〜

ふれあい広報委員 下 地 克 佳


会場風景

去る11月13日(土)、沖縄県医師会常任理事の友寄英毅先生の座長のもと、女の病気・男の病気のタイトルで第7回県民公開講座が開催されました。

平成12年の男性平均寿命26位ショック以降、医師会、行政、関係諸機関が県民の健康増進、回復に向けて、懸命に頑張っております。しかし、年齢階級別死亡率でみますと、男女ともに、50歳代より若い世代は40位前後となっており、今後、男女ともに平均寿命順位は低下することが予想されます。更なる努力が必要です。今回は女性、男性に多いもしくは特異的な疾患として乳癌、子宮癌、前立腺癌、アルコー依存症の4疾患が取り上げられました。

各疾患の沖縄県の統計について沖縄県中央保健所次長の東朝幸先生、乳癌について那覇西クリニック理事長の玉城信光先生、子宮癌について那覇市立病院産婦人科部長の伊是名博之先生、前立腺癌について県立那覇病院医療部長の大城清先生、アルコール依存症について糸満晴明病院院長の稲冨仁先生がご講演されました。

当日は、各疾患について沖縄県の第一人者の先生方のお話を聞けるとあって、約600名と超満員でした。ご来場して頂いた方々は20〜70歳代で、男女比もほぼ半々でした。各疾患ともに数名の演者を立てて講演を行うような重要な疾患ですが、それぞれの先生方が疾患についての概要、最新の情報、問題点などについて約15分で内容を凝縮してお話されましたので、会場の方々が気疲れしないかと心配でしたが、真剣に聴講され、講演後の質問も数多く寄せられました。

男性が乳癌、子宮癌についての講演に、女性が前立腺癌についての講演に参加しづらいと思いますので、今回の企画は、女性が男性に多い病気を、男性が女性に多い病気を理解するうえでもたいへん良かったと思います。また、アルコール依存症の単独の講演だと聞きに行くのに躊躇される方がいるかもしれません。そのような方々もご来場されていたと思います。その様な事で、今度の企画はいろいろな副次効果もあったと思います。

各種コーナーの受検者、相談者は、
マンモグラフィー検診(中部地区医師会成人病検診センター)9名
血圧測定(那覇市医師会生活習慣病検診センター)70名
アルコール依存相談(AA沖縄地区委員会、沖縄県断酒協議会)10組でした。

ご協力頂きました各機関に感謝申し上げます。

今回の各講演は、一般医にとっても勉強になりましたので、そのポイントのみをご紹介します。

女の病気・男の病
気沖縄県の統計から

沖縄県中央保健所 次長  東 朝幸先生


乳癌(図1)
・死亡率は全国、沖縄県ともに経年的に増加、全国に比べて沖縄県は少ない。
・沖縄県の年齢階級別でみると40歳から増加。

子宮癌(図1)
・死亡率は全国、沖縄県ともに減少傾向で、沖縄県は全国より多い。

前立腺癌(図2)
・死亡率は全国、沖縄県ともに経年的に増加している。

アルコール依存症
・沖縄県は日本酒で毎日3合以上摂取する人は男性で16.6%、女性で1.4%と全国に比べかなり高い。(全国 男性4.1%、女性0.3%)
・精神科に入院患者の中でアルコール依存症の患者は4.9%。
・アルコールの関連する慢性肝炎・肝硬変の死亡率は全国では減少傾向、沖縄県男性では増加している。



 

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