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■報告

第100回沖縄県医師会医学会総会 印象記

広報委員 島 袋   洋



記念すべき節目の第100回沖縄県医師会医学会総会が、平成16年12月10日(土)〜11日(日)の両日に亘って開催されました。12月10日(土)の第1日目は、例年の如くパシフィックホテル沖縄において第60回沖縄県医師会定例総会が開催され、平成15年度の沖縄県医師会の活動内容に関しての報告、医師会一般会計・特別会計の収支決算についての報告がありました。

第100回沖縄県医師会医学会総会は比嘉實先生の開会宣言から始まり、比嘉国郎会頭の挨拶の後、特別講演は記念すべき100回という節目に相応しく2002年ノーベル物理学賞受賞者・東京大学名誉教授の小柴昌俊先生に『やれば、できる。』と題して御講演頂きました。ノーベル賞受賞者とは思えない程、訥々とした喋り口で始まりました。最近流行りの『癒し系』と申しますと大変失礼とは思いますが、陸軍士官を目指し折角入学した旧制中学も5ヶ月後に小児麻痺となり、涙ぐましい御努力を為さった実体験が、あの優しさ溢れる温かい語り口となって一言一言が重みを持っていらっしゃるのではないかと聞き入っておりました。そして平成科学財団の設立時の御苦労、『国民一人一人が1円の拠出を』と、本当に発想が宇宙人のようで、やはり考えることが人並み外れていらっしゃるのだ。本職のkamiokaNDEの話になりますと、小柴先生の語り口のトーンが少々変わって来ました。太陽から発せられるニュートリノ、私達ヒトは常に毎秒1兆個も浴びているらしいのですが、それでも地球上に達しているニュートリノは3分の1とのことです。振動により変化する超高透過性の素粒子ニュートリノがミューやタウへと変化する過程を質量として捉え、その元となる電子の履歴により遥か彼方の大マゼラン星雲の爆発まで解析すると言うのですから、もう追いついていけませんでした。

シンポジストの先生方

続いて、第19回沖縄県医師会医事功労者表彰式が行なわれました。今年度、県知事表彰をお受けになられた方は元本部町立病院院長金城康登先生、元浦添市医師会理事稲嶺盛麿先生の御二人で、医師会長表彰をお受けになられた方は仲村宏春先生他23名の諸先生方で、稲嶺知事(代読県福祉保健部稲福恭雄部長)と沖縄県医師会の稲冨洋明会長からそれぞれに労いのお言葉が述べられました。

引き続き行われたシンポジウムのテーマも今回は100回という節目に相応しく「沖縄県医師会医学会100回の歩み−戦前・戦後・未来−」で、沖縄県医師会医学会 比嘉實会長の「医学会より」から始まりました。沖縄県医師会の歴史と共に沖縄県医学会が今後どうあるべきかを述べておられました。

「医療行政より」という題で、沖縄県福祉保健部稲福恭雄部長が述べておられました。離島医療の難しさをもっと掘り下げて、医師会と共に今後どうあるべきかを提言して戴きたく、少々物足りなさを感じました。

「県立病院より」をハワイ大学卒後医学臨床研修事業プログラムディレクターの真栄城優夫氏がお話して下さいました。沖縄県医学会は沖縄県の歴史が否応なくそうさせた面もありますが、医師会が中心となって運営されてきた歴史は九州ばかりでなく全国でも特異であるとのことでした。そして今後、医師会諸先生方の研究業績発表の場、生涯教育(学習)の場として、あるいはまた病病・病診連携の情報源の場として、更には若い先生方の学会発表の登竜門として、質を高めながら発展して欲しいとの内容でした。





 

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