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■特別インタビューコーナー
平成16年9月19日(日)、第3回に当たる私自身の直接的インタビューを今回は米盛學鹿児島県医師会長にお願いした。前2回は、日医執行部の方々に対してであるので、日医の施策などを主体にしてその動向などを全員の皆様方にお伝え出来たと自負する所であるが、今回は、お隣り(と申しても海を隔てた隣県ではあるが…)の県医師会長さんである。鹿児島県医師会は、沖縄県の約2倍の会員数がおられる所であるので私共とは比較にならない規模であるが、それでも県医師会としては参考になるお話を沢山受け賜る事が出来た。特に医師協同組合の歴史的流れ、勤務医対策、県医師会長の直接選挙制、県民との対話を含めた医療トラブルへの取り組み、日医や政治家へのスタンスなど興味深いものは多い。時にこれはオフレコだよと称しながら熱い胸の内を語って頂いたのは有り難い事で、今後の県医師会運営の参考にしたい。米盛会長には私自身、日医や九医連の会合などで日々御指導頂いている仲であり、この欄をお借りして厚くお礼申し上げると共に、今後とも暖かい御助言を、隣県としての沖縄県医師会へお願いしたいと望むものである。 医師協同組合の働き早速ですが、鹿児島県医師会は鹿児島県医師協同組合というのが随分活発なようにお伺いしていますが、これまでの歴史とか、医師会活動と協同組合の責務、重要性について、お話しいただけませんでしょうか。 ○米盛 これは歴史の変遷を物語ると思うんですけれども、今の医師協同組合と、医師協同組合が設立された頃の社会環境が大きく違っていると思います。鹿児島は昭和52年、27年前に私の先達が会員の福祉を主に考え、全国組織の中では、割と早いうちに立ち上げました。○當山 九州でも早いうちなんですね。 ○米盛 早いうちです。私が医師会活動を始める前までは、医師協同組合という存在感をあまり知らなかった。これは事実です。医師会活動をするうちに、医師協同組合というものは、どういうスタンスなのかと分かりました。 そして、会員に利益を与えると同時に、鹿児島県医師会の運営に潤滑油を与えているんだという方が大きいんじゃないかなということに気づいたんです。もちろん購買事業と保険事業があり、最初は購買事業がスケールメリットによる利益が大きかったと思います。例えば白衣や聴診器をまとめて安く買って購買する。スケールメリットを狙っての協同組合だったと思います。 時代の変遷とともに、医療器具、機械が幅をきかせたリース事業や旅行斡旋業、無料職業紹介事業、保険事業等、事業内容が多様化する中で、現在のように保険事業が一番メインになってきたと思います。 ○當山 保険事業といいますと。○米盛 保険事業というのは、損害保険や休業補償、生命保険、これをしっかりセールスしました。ただ残念なのが、聴診器や白衣とかは、どんどん競争相手が多くなり、注文が減ってきた。昔はもっと利益もあったと思うんです。しかし、私ども、これは本会を運営するにあたりまして、鹿児島県医師会は医師信用組合と医師協同組合、それと医師国保組合をもっています。医師会病院や検査センター等の共同利用施設はもっていませんので、四つの事業組織が同じ建物の中で動いているわけです。 今、医師協同組合を利用している会員が一番有難がっているのは、旅行斡旋業、これは電話一本かけるとホテルの部屋から航空・JRチケットまで、どういう部屋とか、そば殻枕のオーダーとか……。 ○當山 沖縄県は、まだそれやっていませんね。○米盛 旅行斡旋はあんまり利益はないけれども、会員が非常に喜んで利用しているということですね。これが大きな間口を広げることになったことと、それから医師の休業補償。がん保険、ゴルファー保険とか、保険部門が結構伸びているんです。 ○當山 医師会運営からすると、経済的な助けになっているわけですね。今、会員の会費を値上げすることができない状況で、どの県も苦しがっているというところはあるんですが。鹿児島県も同じでしょうか。 ○米盛 鹿児島県は、協同組合、信用組合とも黒字でずっときています。合法的に会計士の指導も受けながら、医師会本会の運営をサポートする。大きいのは家賃です。本会の建物の中に医師協同・信用、医師国保なども入っており、1m2当たりの単価で年間賃借料を本会に払っている。 ○當山 ということは、会員負担が減っていると。 ○米盛 そういうことです。したがって、22年間、本会の会費を上げてないのは日本一です。 ○當山 それは立派なことですね。 ○米盛 そのために、会員にも啓発して、いろんな買物をしていただき、医師会員割引5.0%引きとか、そういうのもやっています。 ○當山 いろんな買物って、デパートの買物ですか。ガソリンなどですか。 ○米盛 ガスはしてない、高速道路料金の割引はしています。 |
Last Update:Nov.16.2004
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