沖縄県医師会 メディネット大樹おきなわ。
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■編集後記

内地からは紅葉や初冠雪の便りが聞こえるようになってきました。今年は沖縄では猛烈な台風が宮古地方を襲い、大変な被害をもたらしました。被災地の方々には心からお見舞い申し上げます。一刻も早い回復をお祈り申し上げます。

さて、11月号では、九州医師会連合会医療保険対策協議会を末永常任理事が報告しています。個別指導、集団的個別指導の選定方法についての現状を協議しています。審査委員定年問題については、社保・国保ともおおむね70歳以上は、新任していないようです。国会議員の定年問題で世間が騒がしかったのをつい思い出してしまいました。最近救急医療のコンビニ化が言われていますが、医療も24時間・365日があたりまえとなっている。現状と合わない時間外加算、休日加算の算定要件の緩和が必要と述べられているが、まさしくその通りである。さて、平成16年4月に次回診療報酬改定が予定されている。しかし、現在の診療報酬表は、複雑怪奇で、算定根拠も不明でツギハギだらけで矛盾が多く、簡明なものに根本的に改定する必要があるとしている。

また、地域保健対策協議会は真栄田常任理事が報告しています。今冬の最大の問題はやはりSARSでしょう。多くのSARSに関する協議が行われています。もう一つは麻疹対策です。沖縄県の「はしか0プロジェクト」がモデルになって、「みやざきはしかゼロ作戦」が開始している。

最後の地域医療対策協議会は安里常任理事が報告しています。平成16年4月から実施される新医師臨床研修制度が、最も今日的話題であろう。地域医療への影響や、各医師会との関係など、全く未知数と言わざるを得ない。

日医役員と九州医師会連合会との意見交換会について、友寄常任理事が報告しています。小児救急医療の充実、診療報酬改定の要望、消費税による医療機関の増税を解消する措置、診断書発行、准看護師養成の存続、医療安全推進者の養成、柔道整復師に関する諸問題、戦略的実践的広報活動と日医の助成など、多岐にわたり意見交換がされている。一読をすすめたい。

第16回沖縄県医師会健康セミナーが平成15年10月5日(日)、「SARSとインフルエンザ〜あなたの身近にも感染症が〜」をテーマとして、浦添市医師会担当の下に開催され、担当地区医師会の多々羅理事が報告しています。講演1では、県立那覇病院小児科部長安慶田英樹先生が、「インフルエンザの臨床」と題して、Q&A方式で非常に分かりやすく説明されました。講演2では、生物資源利用研究所所長根路銘国昭先生の「今冬の呼吸器ウイルス感染症」と題して、ご講演いただきました。時宜を得て両講演とも市民の関心も高く、非常に好評でした。

稲冨会長一行は、平成15年度事業計画に掲げた「台中市醫師公會との姉妹会締結」を図るため事前の調整として、台湾の台中市を訪問しました。空港への出迎え、食事会、観光と大変な歓迎を受けられたことや、姉妹会締結を図った経緯が書かれております。今後、姉妹会締結のため、台中市醫師公會も沖縄を訪問されるそうです。

「境界型糖尿病(IFG)例の検診結果と2型糖尿病予防の検討」と題して、県立看護大学の宮城航一先生が寄稿しています。宮城先生は、今般沖縄県の男性の平均寿命が、年々順位を下げ、全国で26位になってしまったことを憂いています。生活習慣病のひとつである糖尿病、しかもその予備軍である境界型糖尿病を検討し、予防医学の必要性と、それには行政や企業を含めた真剣な取り組みが必要であるとしている。糖尿病になってからでは遅い! 境界型に対する強力な介入プログラムが必要だと訴えている。

その他、長嶺先生の「沖縄に来た聖なる菩提樹の歴史(後編)」、吉川先生や井上先生の随筆など、たくさん興味をもって読ませていただきました。

紙面が無くなってしまいました。あとは、秋の夜長にじっくりご堪能あれ。

最後になりましたが、長きに渡り沖縄の医学にご貢献された琉球大学名誉教授大澤炯先生のご冥福をお祈り申し上げ、後記を閉じます。

広報委員 川 野 幸 志


 

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