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■報告

協議事項(2)市民との対話(鹿児島県)

〈提案要旨〉

鹿児島では昨年より「患者さんの声ダイヤルイン」と題して患者さんからの相談、苦情、不満等を聞いて医療機関にフィードバックしたりしながら住民との繋がりを求めてきました。さらに今年は住民と直接触れ合うことにより、より一層のより良い関係を築くことを目的とし「すこやか医療タウントーク」を3地区にて計画し、第1回目を鹿児島市において開催致しました。今年のテーマは「望まれる医療、みんなの願い、患者さんの声」で多くの方々の参加者を得、所期の成果をあげることができたように思います。

各県において、このような住民参加の取り組みをされているところがございましたらご教示下さい。

以上2題については、関連していることから一括して協議された。

福岡県の宮崎理事、鹿児島県の池田副会長から提案理由の説明があり、各県から下記のとおり回答があった。

〈各県回答〉

○沖縄県

本県では、対外広報の強化に積極的に取り組んでいるところであるが、予算面と事務局の仕事量の増大に苦慮している。取り組みとしては、マスコミ懇談会、県民公開シンポジウムなどがあるが、今後はもう少し踏み込み県民との直接的対話をしたいと心掛けている。医療相談については、県医師会と郡市区医師会で相談窓口を設けており、苦情相談に関するものを県医師会が取りまとめて各施設に情報提供している。

○熊本県

救急の日の行事、セミナー開催、テレビ番組(医療あれこれ)について取り組んでいる。

○長崎県

当県では今のところそう言うことはしていないが、市民との対話にもっとも有効なのは選挙であると考える。選挙をすると大勢の人と対話ができる。若い人があまりにも選挙に目が向いていないと考える。医師会としての主張を通すため、県民との交流を図るためには、地元の医師会から選挙に立候補することも必要ではないかと思う。

○佐賀県

市民との対話ということでは、健康セミナーがあるが、医師会が持つ情報については、会員がみるだけでなく、市民向けに医療に関する様々な情報を公開していくことが必要であると考える。健康セミナーでは、医師会活動について説明するようにしたいと考えていたが、本県ではなかなか取り組むことができなかった。先日、大分県では、医師会活動を正しく理解していただくことを目的に健康セミナーを開催し、前田由美子氏を講師に迎え、医師会活動、医療の問題、医療政策等について市民の前できちんとした説明をしたという報告を受けている。今後はどのように取り組んでいく予定があるのかご意見を伺いたい。

○大分県

今後、本県でも市民、県民の声を聞く場として、相談窓口を医師会につくるということが必要だと思う。マイノリティーは必ずでてくるものである。そういう人に声をもってとらえすぎるといかがなものかと考えていたが、逆に言えば、そういう人に納得してもらうように相談窓口を設けるのが県としてではなく県医師会としての役割であろうかと考える。また、サイレントマジョリティーに関しては、医師会の方から積極的に広報として出ていかないといけないと考える。新聞報道だけを読むと、マスコミからみる医師会は完全な悪玉にさせられている。健康セミナーは、1年に1回開催しており、時節に合ったテーマで開催している。医師会活動を正しく理解していただくように心がけており、今後もそのように取り組んでいきたい。

その他、下記のとおり意見交換が行われた。

〈宮崎県提案〉

苦情・相談のフィードバックについては、各県、取り組んでいるのでしょうか

○福岡県

会員に対しては、もちろんフィードバックしている。内容としては、医者と個人のコミュニケーションの問題、自分が病気にかかった際にどこの病院に行ったらよいかという2点の相談が多かった。県民公開講座を開催し、日医から前田先生、横倉先生をお迎えして公開討論を行った。

○鹿児島県

フィードバックについては、特定の医療機関名等は削除した上で、相談案件は全てホームページに載せており、今後、代表的なものは新聞に掲載していく予定である。

○沖縄県

苦情・相談については、会員にフィードバックしているところであるが、そのままダイレクトにすると医療事故につながるおそれがあるため、考慮しつつ取り扱っているところである。大学における苦情・相談については、本県では情報がないのですが、大学の苦情相談の情報をフィードバックしている県がありましたら教えていただきたい。

○佐賀県

苦情・相談には、「医者の態度・対応が悪い」などの医者への不信感的なものが多いので、医師会員の教育が必要であると考える。先入観として、診療所でふんぞり返っている、態度がでかい、対応が悪いということがあるのだと思う。市民に触れあって、人間的な原点が医師会会員には必要ではないだろうかと思う。

○福岡県

苦情・相談に関しては、医師と患者のコミュニケーションの問題が多い。医者と患者の「理想の医師像」の違いがある。我々医師は、「医療レベルの高い医師」を理想とし、患者は、「診療内容等を丁寧に説明をしてくれる医師」、「態度が傲慢でない医師」が理想の医師となっているようである。


 

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