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■報告
第16回沖縄県医師会健康セミナー(報告)
SARSとインフルエンザ〜あなたの身近にも感染症が〜

浦添市医師会広報担当理事 多々羅  靖 弘
浦添市医師会広報担当理事 多々羅  靖 弘 氏

平成15年10月5日(日)午後2時から「SARSとインフルエンザ〜あなたの身近にも感染症が〜」をテーマとして、浦添市民会館大ホールに於いて、浦添市医師会担当の下、第16回沖縄県医師会健康セミナーを開催したので、その概要についてご報告致します。

講演に先立ち、12時30分から14時まで、健康相談、漢方健康相談、骨密度測定、体脂肪測定、血圧測定コーナーが講演会参加者を対象に行われました。

○健康相談コーナー(1階 洋会議室A)
:伊地内科胃腸科医院院長の伊地柴彦先生、下地内科院長の下地克佳先生に対応いただき、利用者は25名でした。

○漢方健康相談コーナー(1階 洋会議室A)
:浦添協同クリニック所長の上間 進先生に対応いただき、相談者は8名でした。

○骨密度、体脂肪測定コーナー(1階 洋会議室B)
:毎回人気のコーナーです。時間の関係で人数を制限し、利用者は骨密度測定が40名、体脂肪測定が70名でした。

○血圧測定コーナー(1階 ホワイエ)
:3人の看護師が対応し、利用者は90名でした。

講演会会場では、受付が13時30分から始まり、ツムラのビデオ上映が15分間行われました。

稲冨沖縄県医師会長挨拶

当健康セミナーは、沖縄県医師会が県民に対する健康教育活動の一環として取り組み、那覇、北部、中部、浦添、南部(次回開催地)と毎年交互に開催しておりますが、浦添での開催も今回で2回目となり、各地域においてようやく定着し、関係者一同大変喜んでいるところであります。

さて、昨年から今年の春にかけてアジアを中心に発生し世界中を震撼させた重症急性呼吸器症候群(SARS)は、WHOが6月に発表した数字によると、全世界で感染者8,445人、死者790人で感染者の約1割が亡くなるという驚異的な致死率を示しております。また、毎年のように発生するインフルエンザについては、皆さんの中にも罹ったことがある方がおられると思いますが、季節的流行時には全世界において、人口の10〜20%の方が罹患し、その中で、300万人から500万人の重症患者と25万人から50万人の死亡者が出ると言われており、私どもの身近な病気として最も注意が必要であると思います。

このようなことから、今回のセミナーでは、県民の皆様に新型肺炎と言われるSARSとインフルエンザについて正しく理解していただき、その感染予防並びに万が一感染した時の対応等を共に考えていきたいと思っております。

講演1

県立那覇病院小児科部長安慶田英樹先生には、「インフルエンザの臨床」と題してご講演いただきました。講演内容は、17のQ&A方式でスライドを用いて一般の方々に非常にわかりやすいご説明でした。

講師の安慶田英樹先生  講師の根路銘国昭先生
講師の安慶田英樹先生
講師の根路銘国昭先生


Q1: インフルエンザウイルスとは、何ですか?その特徴は?
Q2: インフルエンザウイルスはどんなウイルス?
Q3: インフルエンザはヒトだけの病気ですか?
Q4: インフルエンザウイルスの抗原変異(モデルチェンジ)とは?
Q5: 毎年の流行状況は?
Q6: インフルエンザの症状、潜伏期間、感染可能期間は?
Q7: インフルエンザの診断は?
Q8: インフルエンザの検査室診断
Q9: インフルエンザの合併症は?
Q10: インフルエンザ脳症の特徴は?
Q11: インフルエンザ羅患時の解熱剤の注意は?
Q12: インフルエンザの一般的治療
Q13: 抗インフルエンザ薬とは?
Q14: インフルエンザワクチンの特徴は?
Q15: インフルエンザワクチンは有効ですか?
Q16: ワクチンの対象者は?
Q17: ワクチンの副反応は?

以上に対する回答は下記のとおりでした。(要約)

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによる急性呼吸器感染症で、そのルーツは、カモである。その流行は、ヒポクラテスの時代から記録されていた。

発症後、3日間が感染力が高く、国内では国民の5〜10%の罹患率、その患者の0.05〜1%が死亡してしまう。

合併症として、肺炎による死亡の90%以上が65歳以上の高齢者である。

予防としては、ワクチンが有効で、安全である。


 

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