ニューヘブンの黄昏


 平成8年3月に肺気腫に対する肺容量減少手術の視察とフィラデルフィアでの学会参加の話があり、
西日本を中心とした胸腔鏡下手術に携わっている医師15名でアメリカへ渡った。
ニューヨークからニューヘブンのエール大学病院の視察へ向かい、
視察終了後にアメリカ人の家に招待された。
バスは黄昏時に海岸沿いへ向かい家々に明かりが灯りだした。
殺風景な場所のように見えたが、夕陽を背にする海岸緑でバスは止まり、
降りて振り返ると絵のような光景が眼前に広がった。
ニューヨークのマンハッタンの雑踏から逃れ、数時間でこのような場所に
来るとは思っていなかったので、少し緊張感がとれた。
普段は学会用のビデオカメラばっかりいじっており、カメラを持って被写体を探すことはない。
初めてのアメリカでもあり、右手にビデオカメラ、左手にカメラをもって典型的“日本人旅行者”
を経験した私の“思い出の一枚”の写真となった。

国立療養所沖縄病院外科 大田 守雄

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